東本谷(加子母川) タルガ洞

2008年7月19日
東本谷(加子母川) タルガ洞 
渡辺 美香子 和田
瑞浪4:00=林道ゲート前P5:30/6:00-入渓点6:25-二股8:00-上の二股8:30-
伏流9:00-藪漕ぎ突入9:20-尾根9:45-作業道10:25/10:45-下り道分岐11:00-
本流11:50/12:40-ゲート前P13:00/13:20=

 朝4時の瑞浪市役所。夏だけあってもう明るい。今回は、渡辺さんと和田さんと私の3人。樽ヶ沢に行ったメンバーではないか…。瑞浪からぜいたくに高速と有料道路を使って加子母へ向かった。乙女渓谷のキャンプ場は静かだったが、私たちが下山するころには、たくさんの人でにぎわっているだろうことは、容易に想像できた。ゲートまでたどり着くと、さっそく準備に取り掛かる。すると、1台のRV車がやってきた。同じように沢登りなのかな…と思いきや、釣り人だった。彼も沢靴に履き替えて着々と準備をしている。われらがリーダーの渡辺さんの釣り心がうずいたのだろう。「テンカラ」とかいう私にとっては外国語のような言葉が飛び交い、渡辺さんと釣り人の話が弾みだした。結局、釣り人に自作の毛ばりを見せてもらうことまでたどり着いた。釣りのことはよく分からない私でも、ちっちゃな箱いっぱいに詰まった毛ばりには目を見張った。特に、ピンクの毛ばりには驚いた。こんなのに魚がだまされるんだ…。ひとしきり毛ばり談義をしてから、私たちがどの沢に入るのかを気にしていた釣り人を後にし、ゲートの先を進んだ。

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 浅瀬を渡り、いよいよ入渓。しかし、最初から時間を取ってしまった。深い淵を進まなければならないけれど、右も左も小さな足場が水面下にあるために、反射でよく見えない。足で探るけれどもすべる。私は弱気に巻きたいと思ったけれど、渡辺さんが「こっちは大丈夫。」と左側を勧めてくれた。岩にへばりつくようにしてなんとか淵をクリア。でも、足を滑らせてしまったら、全身どころかザックまでもが水浸しになるところだった。入渓してすぐに、5~8mほどの滝が3つ続いた。なかなかいいかも…。

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途中の滝は、和田さんがチャレンジして何とか越せる滝で、渡辺さんと私は巻いていったくらいだったから。3つ目の滝を登りきると、眼前には15mくらいの見事な滝が現れた。すごい!!本当に見事な滝だった。流れ落ちる水を見ていると、修行僧が滝に打たれる風景がイメージできるほどだった。ますます、期待が大きくなったのだった。

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 これが今回の核心部だったかな。あとは、ひたすら水際を歩き、登った。いつもより岩が滑りやすく、大きな石も浮いていたことが印象に残ったくらい。渡辺さんと和田さんが見ていないところで、何度も滑ってしりもちをついて、痛い目にあった。岩が大きくて小柄な私では登りきれずに、2人に引き上げてもらう場面も何度もあった。

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 予定していた分岐に差し掛かったが、左へそれずに奥の沢をつめることにした。そこから意外な滝が出現。滑滝が何箇所か現れた。しかも、とっても登りやすい滝。怖がりの私でも躊躇することなく、楽しく登ることができた。と~っても久しぶりの山行だった私にはぴったりの沢だった。いいくらいの所要時間だったし、難易度だったし、いい感じだった。ただし、藪こぎを除いては…。

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 最後の藪こぎは、蒸し暑さに加え、深い藪と私たちの動きを偵察に来たしつこい蜂、笹だに(?)、様々な虫に悩まされた。服は笹の粉で真っ白になるし、体中が何となくかゆくなるし…。一度尾根まで上がったものの作業道がなく、再度降りて作業道を探すことになった時は、「プチ遭難か?」なんて思いもよぎった。急な斜面だけでなく、いくつも仕掛けられた穴にも苦戦した。かれこれ1時間ちょっと(?)渡辺さんの「作業道が見えたぞ」と言う言葉を聞いたときは、この日一番のホッとした瞬間だった。その安心と長い藪こぎからの開放感ともあいまって、作業道での休憩で渡辺さんからもらったつめた~い紫蘇ジュースがのどと胃にしみわたった。作業道を使っての下山は、先頭の和田さんが絶好調だった。私はというと、時々カーブを間違えて渡辺さんから修正してもらっての下山だった。
 
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 最後はつり橋を渡った。右手は高い堰堤の下で、落ちたらひとたまりもないのに、渡辺さんは私を杖で後ろからつついてくる。やっぱり…。想定内のできごとだった。橋の左手(上流側)は浅瀬になっていたから、川原で一休み。渡辺さんは、さっそくさおを取り出して一振り、二振り…。結局何も釣れなかった。というより、案外短時間の釣りだった。一方で、和田さんはというと、例のごとく「ちょっと泳いでくるわ」と服を脱ぎ始めて淵へと向かった。あんなにも天気がよかったのに、川の水は身を切られるような冷たさだったらしい。
 それにしても山日和の1日で、滝もそれなりに楽しめた山行だった。余分だったのは、帰ってからの体のかゆさ。どうやら私はダニにやられて、ところどころがかゆくてたまらない。
                                                        記録 美香子 


*入渓時には谷の名前が不明であった


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