柿其川 中・上流 (柿其渓谷)

2009年8月15日・16日
柿其川 中・上流 (柿其渓谷)
渡辺・和田・美香子・大祐・伸子

15日 瑞浪5:00=林道P6:40/7:30-二又沢出合10:00/10:35-北沢出合13:15-
    林道15:45-林道P17:00=小屋17:15
16日 起床5:00:小屋7:00=林道P7:15-銚子ケ滝8:20/9:00-終了点9:35-
    銚子ケ滝10:15/10:25-林道10:40-林道P11:10=小屋11:20/11:50=
    フォレスパ木曽12:20/13:20=瑞浪15:00

 夏合宿です。そして私は3回目の沢登り。メンバーは渡辺さん、美香さん、大祐さん、私の4人です。
ん?ちょっと待てよ、滝壷で泳いでる人が居たなー、あー、あれ和田さんだった(お約束)。全員で5人です。
今回記録係を仰せつかったのですが、毎回いっぱいいっぱいの私は記録を取る余裕は皆無です。渡辺さんが「感想文でいいよ」と言って下さったのでお受けしました。と、言うわけで、沢の様子を皆さんにうまくお伝えする事が出来ません事を先にお詫びしておきます。
この合宿での私の目標は「一回でも人の手を借りないで進む事」。

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 とにかくずぶの素人ですから、皆さんの助け無しでは到底先には進めません。今までも、「こんな所渡れるわけない!登れるわけない!行けるわけない!無理ですってばー」という場面でも、さながら「ファイト一発!」のCMの如く、誰かが上から引き上げてくれたり、下から押し上げてくれたりして何とか進んできました。その度に時間が掛かり迷惑を掛けています。少しでも迷惑掛けないように、石から石に飛んでみる、手や足を伸ばせるだけ伸ばして登ってみる。足元ばかり見ていないで少し先を見る。そんな事を心掛けました。

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 さて、今回の沢は柿其渓谷ですから、渓谷美が素晴らしいです。岩肌が割れたようになっていて、断層もはっきり見えます。途中に堰堤も無いので、巻く事も少なく順調に進みました。小さな滝を登る度に、絶景が広がり、途中の岩肌はレースのカーテンのように滝になっていたりして、バリエーション豊富な実に素晴らしい沢でした。柿其川は水量が多く、何度も腰まで浸かりました。

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 一箇所ちょっと深い所を和田さんが深さを確認し、和田さんの胸下辺りの深さだったので渡る事にしました。が、しかーし!前を行く美香さんが、もがいています。どうしたんですかー?でも私も行くしかない、するとザックが浮いて重いお尻が持ち上げられ、足も浮いてプチパニック!必死に命綱を伝って何とか渡しました。ふぅ。

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  一難去ってまた一難の連続、私の試練は続きます。みんながいとも簡単に登れる所も、私にとっては難関であります。前を行く美香さんの手と足を置く位置を見ていて、同じようにやったり、それでもにっちもさっちも行かないでいると、大祐さんが下から、手や足を運ぶ位置を教えてくれたりします。短い手足を駆使しても、届かないもんは届きません。でも手探りで手が引っかかる所を探し(これは以前桐石さんに教えてもらいました)、ここで足が滑ったら死ぬ!と恐怖に怯えながらも、いつもよりは自力で突破出来たところもいくつかありました。一度、壁にへばりついて横に進む所で和田さんが「上手に来れたな」と言ってくださったので、とても嬉しかったです。

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 常にへっぴり腰の私は進む速度が非常に遅いです。亀です。実際亀のように岩に四つん這いになっていたりします。気が付くと前の人と随分離れています。後ろの大祐さんは身軽に石をぴょんぴょん飛び、私の横に居たり少し前に行ったり、また後ろに戻ったり。あー、きっともっと早く進みたいに決まってる、ごめんなさい!でも無理は禁物なのです。私のような者が無理をしたら、かえって危険です、自分はどんくさいんだと言い聞かせて、いくら焦っても無理はしません。(でも、努力はしますから皆さん温かい目で見守ってください。)

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 暫くして、渡辺さんの姿が見えません。ははーん、さてはこっそり用を足しに行ったのかな。ふと前を見ると、崖?の上に渡辺さんが!!! えーっ?! なんと渡辺さんは先回りして崖を一人でよじ登り、私達を誘導する準備をしていたのであります!さすが隊長です。一人であんな所登れるなんて。渡辺さんは常に先を読んで皆の為に行動しているのですね。いつも有難うございます。

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 隊長もすごいですが、和田さんのチャレンジ精神には参ります。
「無理でしょ」と皆が思う岩や滝でも、一度は登ってみようとするのです。実際無理だと思ったところをいくつかクリアしてしまいます。岩のぬめりを取るミニタワシまでポケットに忍ばせています。でも渡辺さんが駄目だと言えば、おとなしく諦めます。渡辺さんは絶対なのだ。

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 途中、渡辺さんと大祐さんは今晩のおかずを用意しなければいけません。「い」のつく山菜です。
「一人ふたつは食べたいなー、頑張って10はgetして下さい!」と思っていたら、ちょうど10捕れました。
おかずも用意できたので林道に出ます。出た所になんと山小屋が!あれ?何故か戸が開いた!するとそこには畳の部屋が!今夜はここに非難させていただく事にする。

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 さっそく準備。Dinnerは大祐さんがきれいに調理してくれた「い」のつく山菜の塩焼きと、渡辺さんお手製のスパゲティナポリタンとたまごスープ。持ち寄ったお酒で乾杯!うーっ、しみるね。
ナポリタンはバジル風味のオリーブオイルが効いてて美味しかったぁ。塩焼きも最高。あまりの美味しさにカメラが向けられているのに男らしくむしゃぶりついてしまった。

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 日も暮れ、山は闇に包まれはじめました。渡辺さんが持参のランプをつけてくれました。ロマンティック。
焚き火を囲んで、たわいない話ははずみ、気が付けば22時ちかい。就寝。zzz

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 二日目:5時起床。起きると既に渡辺さんが朝食のラーメンの支度をしていました。ごそごそ起きて出来あがったラーメンを美味しく頂きます。そして、ばあさんは川へ洗濯に、否、私は沢へ洗い物に行き、片づけをして小屋に別れを告げ、出発!
 昨日の最後の滝の上から入渓。上流なので大きすぎる岩がごろごろしています。今日の目的地「銚子の滝」までは一時間程。昨日の疲れも沢に入ればどこかに行ってしまい、また必死な時間が始まります。
大祐さんが「あと滝まで50m位」と教えてくれて、気持ちが騒いできた。

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 でたー!銚子の滝!その見事な滝に絶句。真っ青な空、細くまっすぐ流れ落ちる滝、滝の下に虹がかかり、滝壺の色が何とも言えない綺麗な緑。「なんて綺麗な緑色!」と叫ぶと、和田さんが「さっきバスクリン入れといたから」・・・感動が台無しになった。

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この滝は滝の裏側にも簡単に行く事が出来たので、行ってみます。滝の裏側なんて初めて。しぶきが心地よい。マイナスイオン三昧。ドーパミン大放出!それぞれ写真を撮ったりして暫く堪能する。本当に素敵な滝。美女が沐浴していそうな滝、でも実際は和田さんが泳いでた。 
渡辺さん「美香ちゃん、この滝、懸垂下降で降りて来よか」 (ははは、冗談でしょ)
美香さん「何メートルありますか?」   (って、会話進んでくの?!)
恐るべしTOKIアルパインクラブ。

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 まだ時間も早いので銚子の滝の横を巻いて、滝の上まで行ってみる。ぎりぎりのところまで行って滝を上から見る。おー、こわ。多分渡辺さんは本気で懸垂下降するつもりで、見ていたのではないでしょうか。
また滝に戻る。5人で数分、ただボーっと滝を見ていました。それぞれ何を思いながら見ていたのでしょう。私はほぼ無に近い状態。雑念がなかった。心が洗われた。苦労して登ってきた者だけが見る事を許される美しい滝。こういう物を見ていると自分の心も綺麗になる気がします。私の脳内麻薬は出っ放しだった。

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 名残惜しいけど、後ろ髪引かれながら滝を後にする。林道に上がって車まで戻り、温泉に入って、盆休みの渋滞を避け19号で帰りました。

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 今回も浮世の垢をきれーな沢の水に流して、本当にリフレッシュ出来ました。
終わってみれば今回も身体中アザだらけ。月曜には筋肉痛。でも何だかすごく元気なのです。
嫌な疲れが残らないのです。沢のきれいな水で心がきれいになり、マイナスイオンとフィトンチットをたっぷり摂ったからあまり疲れないのでしょうか。
今回は5人でしたが、全員参加で沢登りをぜひしたいです。
                                   記録 伸子














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