恵那山 広河原道

2010年1月4日
恵那山 広河原道
渡辺・和田・栄治・大祐・伸子・啓子

瑞浪5:00=林道駐車地P6:30/7:10-登山口8:25/8:45-1716mピーク10:35/10:55-
最高到達点2000m辺り12:30/13:00-1716mピーク14:10/14:25-登山口15:30/15:50-
林道駐車地P17:00/17:25=月川温泉17:35/18:40=瑞浪19:45

追加①P1040078

 2010年初山行!雪の恵那山です。
私はと言えば・・・当然スキー以外の雪山は初めて。昨年12月に雪上訓練には参加しましたが、その際も雪山なのに雪山の装備を何一つ準備しておらず、大馬鹿っぷりを露呈しましたが、4日の初山行には必要最低限のものを買い揃えるべく、年末3日に亘りお店を練り歩き、どうにか間に合いました。インナー手袋には、パンツのゴム付けた、スパッツには左右の印付けた、よしよし。
今日の参加は6人です。なかなか全員揃う事が出来なくて残念です。

 高速に乗り、恵那山トンネルを抜けると、そこは雪国だった!。
積雪が20cm弱あり、ゲートの駐車場まで行く事を断念し随分手前で車を止める。準備しているとおじさんが一人やって来た。一人で雪山に登るのだ、はぁー、こういう人が居るんだなーと感心する。

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 ピッケル、アイゼン、ワカンを持って(いっちょ前だ)まずは登山口迄約1時間歩く。雪はさらさらの粉雪、一面真っ白。雪だ雪だ!雪が白色じゃなかったらどうなんだろう。他の色だったら恐い。雪が白色で良かった。沢のきれいな水にも相当感動するが、この真っ白な世界も本当に心が洗われる気がする。山に「失礼しまーす」と言う気持ちで入っていく。私は4番目で進んでいるので粉雪と言えども少しは踏み固められているので大丈夫だけど、時々ズボッと足が沈む。バランスも上手く取れず、ふらふらよたよた歩く。栄治さんが貸してくれたストックが無ければ何度も転んでいただろう。栄治さん、ありがとうございます。
 最初あれ程感動していたのに、真っ白な世界に少々飽きてくる。見えるものは雪と前を行く和田さんのお尻だけだ。

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 TOPを順番に交替する。初心者マークの私も例外はない。でもさっきのおじさんの足跡(トレースだ。専門用語を使うのは何故か恥かしい)があるから、なんちゃってTOPだ。ご承知の通り私は亀だ。TOPは自分ののろまなペースで進めるから、意外といいじゃん!などど思いつつ、進んでいた。私は何だかひたすら進んでいた。人の言う事も耳に入っていなかった。後方で何か私に話しかけているようだ。「えっ?」渡辺さんが「ちょっとペースが早いよ」と言うようなことを言っている。「早い?亀の私が早い?んなこたぁ無いでしょ。のろすぎるから逆の意味で言ってるのかしらん」と思い、先輩方のご意見を聞き流しそのままのペースで進み続ける馬鹿。(多分、この時の無意識のうちの無理な頑張りが、下りでの私の左足付け根に異常をもたらす事となる)。しかしTOPとしては完全に失格だ。後ろを気遣う事も、話に耳を傾ける事もしないTOPは駄目だ。訓練の時教わったのに・・・

       追加②P1040086

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 樹林帯を抜け見晴らしのいい所に出た。振り返ると絶景が!青い空の向こうに、中央アルプスに御嶽山、うわー、ご褒美だ、頑張って登ったご褒美。いやー、雪上訓練の時も相当いい天気だったけど、今日も雪山日和。風もない。TOKIアルパインクラブを大歓迎してくれているようだ。

 途中、渡辺さんが「せっぴ」の説明をしてくれる。そこは「せっぴ帯」と言われる辺りだった。うっわー、自然の造形美って美しいなー。綺麗にひさしが出来てる。「せっぴ?せっは雪だろうけど、ぴはどんな字を書くのかなー」 帰って地図を見たら「雪尻」と書いてある。???「ぴ」は「尻」?ぎゃはははー、何で「尻」なのさ~!調べたら「庇」だった。そりゃそうだ、字のまんまだもん。あー、そうか、渡辺さん、いつも「お尻」の事ばっかり考えてるから、ついついやっちゃいましたねー。

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追加③P1040107

 二巡目のTOPが回ってきた。今度はおじさんのトレースがない。雪で進む方向もわからない。「どっち?どっち?」渡辺さんが「あそこに赤いテープがある方」と教えてくれた。「おー、そうか、その為の赤テープだ。その為にテープが付けてあるのだ。そう言えば訓練の時にも聞いたな。私、ほんとアホだな」と赤テープの方へ。誰も踏んでいない雪に私が足跡をつけていく。道を作っていく先頭の人は大変だ。開拓者の気分だ。ワカンでラッセル、うーん、雪山を実感。

 あれー、なんか左足の付け根が重いような、だるい様な・・・頂上はまだかなー。渡辺さんの判断で2千メートル辺りで、今日は折り返すこととなる。頂上までもう少しだけど、時間もないし休憩して引き返す。ここからは先程見えた御岳、中央アルプスの他に、南アルプスもよく見えた。絶景かな絶景かな。

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       追加④P1040118

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 下り。少しすると足の付け根の具合がどんどんひどくなる。途中の雪庇で滑って遊ぶ。みんな滑ってる・・私の大好きな事だ、私はジェットコースター物には目がない。いいなー、でも滑り降りたら登ってこないといけない、足が痛いから、ここは我慢しよ。おっ、栄治さんが滑ってる、滑ってる、どんどん滑る、見えなくなった。「おーい!」返事なし。どこまで下りていったのやら。数分後、頭が見えた。

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 また下る。あー、痛い。足をかばって歩いていたら、左膝の裏まで痛くなってくる。ヤバい、足を上げられん。痛いことを話す。「運動不足だとそこが痛くなる」と渡辺さん。そりゃそうだ、ここんとこ炬燵漬けの毎日だ。
足は痛いけど、途中ショートカットして滑り降りる時は楽しい。面白い。調子に乗っていると、一度行き過ぎて雪に埋まる。雪がサラサラで蟻地獄の様に雪に吸い込まれ抜け出せない。もがく。うはは、雪まみれでこりゃ楽しいわい。
粉雪の海を泳ぎ漕ぐようにして這い上がる。

 うー、マジあかん。左足は引きずらないと前に出ない。シベリア抑留者のような気持ちで歩く。みんなが色々気を遣ってくれて、桐石さんは足を揉んでくれたり、大祐さんに、もう1本ストック貸してもらったり、男の人たちで私の荷物を分散して持ってくたりと、本当に優しい。渡辺さんは自分も膝が痛いのに一番重いアイゼンやピッケルを持って下さった。頭が下がります。雪に頭を突っ込みたいくらいです。荷物を持ってもらう事を最初は少しでも迷惑掛けたくなくて、自分で頑張ろうと思ったけど、最悪歩けなくなって、和田さんにおんぶしてもらう事になったりしたら、それこそ最悪(嘘です)、否、申し訳なくてどうにかなりそうなので、みなさんの親切に甘える事にしました。有難うございました。

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 ようやく登山口まで辿り着く。林道の斜面を見て、渡辺さんが「ラッセルの練習にちょうどいい」と言うような事を言ったら、みんな登り始めた。そして滑って下りてくる。クソー!!!またみんなあんな楽しい事してる!。雪山で何がしたいって、これを一番したいのに、私は下で指をくわえて眺めてた。それにしても子犬のように雪にまみれる無邪気な大人たち。みんな、可愛ゆい。母のような気持ちになる。

 かくして私の初雪山登山は惨憺たるものでありましたが、雪遊びは楽しかった。初めてワカンを付けて歩きましたが、歩き易いのやら歩きにくいのやら、沈まないけど邪魔な時もある。でもワカンが無ければ、ズボズボ雪に埋まってしまい先に進めないから便利な道具だ。最後、左足のワカンの紐がかなり緩んでいた。締め方が甘かったのかな。もっとしっかり締めねば。
 今回ストックを借りましたが、ヨタ郎の私にはストックは必需品のようだ。買おう。その前に、体力がなさ過ぎる。私はいつも何も考えていなさ過ぎる。道具の準備も身体の準備も出来ていない。やはり山に登るのなら、それなりの体力をつけてないと。そして足の付け根対策をしなければ、雪滑りが出来ない。股関節ストレッチをネットで調べた。まずはストレッチから始めよう。

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 翌日まだ足の付け根と膝の裏はかなり痛かった。一日置いて、痛い付け根を摩りながら落ち着いて振り返ると、よくぞ、こんなおばはんに、みんな親切にしてくれるものだと、メンバーの皆さんの温かさを実感し泣けてきた。本当に、本当にありがとうございました。今まで、人に迷惑を掛けなければと、好き放題してきた私にとって、この会は、本当は人に迷惑掛けなければ何にも出来ない自分を思い知らされる特別な場であります。
 今年も、厄介者である事は間違いありませんが、みんなと楽しい山行を出来る様に頑張りますので、よろしくお願いします。
 今年の目標 「参加する事に意義がある! 」経験を積むべく、出来るだけ山行には参加していきたいです。  

記録 伸子

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