五竜岳

2010年5月4日・5日
五竜岳
渡辺・美香子・基弘・大祐・啓子

5月4日 
瑞浪4:00=五竜遠見スキー場P7:40/8:30=テレキャビン上8:40/9:00-
一ノ背髪10:20/10:40-最低鞍部11:40/12:00-大遠見13:00-
西遠見13:45/13:55-五竜山荘テント場15:20
5月5日
4時起床・テント場6:00-最高到達点8:15-テント場10:00/11:00-
西遠見11:50/12:10-中遠見13:20/13:45-二ノ背髪14:15-
一ノ背髪14:25/14:45-テレキャビン上15:15=スキー場P15:40=
ホテル ステラベラ16:00/17:15=瑞浪21:35

           注意 以下のビデオは再生すると音が出ます

 はじめての一泊での春山、いろいろ、いろいろ考えよう調べよう準備しようと思いつつ、
引越しの片付けや他の用事の準備でもうGWになっちゃった。4月大阪は名古屋より寒かったようです。
山はどうだろう。パッキングも悩ましい。やっぱり大きいインナーバックが欲しいなあ。
 出発の朝渡辺さんがザックを計量、結果誰かさんはアルコールを置いていく羽目に。
食料係の使命と心得、ビールとジュースも持ったけど、幸い担げないほどの重さではない。
へこたれるな!と言い聞かせる。
車窓から、水を張った田んぼに山々が逆さに映るのが見える。きれいだなあ。

       10.5五竜1

P5040002.jpg

P5040004.jpg

P1010137.jpg

10.5五竜2

 テレキャビンを降り、うっすら茶色い雪が迎えてくれる。
これが春山か、汚れた雪だなあ、冬山とは違うんだなあと思う。
トップは大祐さん、いつもよりゆっくりのペースで助かる。みんな体調はいいようだ。
足は全く問題ない、けれど肩が痛い、荷物が重いというより肩が重い。
バランスに気をつけて荷造りしてきたけど、どうしてもザックを直さずにはいられない。
滑落とか転落とかは、こんなふうに荷物や帽子を気にして直したりした時に
運悪く風が吹いたりして起こるのかなあと考える。気をつけよう。

       10.5五竜3
 
10.5五竜4

 あれが何々、これが何々、耳にしたことはあるけど
それがどこにあるのかわたしにはわからない山の名前をみんなに教えてもらう。
帰ったら地図を見よう。
ピークの連なる稜線と黒い壁に白い雪のコントラストの美しいことにも感心したけれど、
もっとも印象に残ったことは、八方尾根を眺めて里からだんだん標高が増し、
最後には険しく高い山になるということだ。そして尾根は続いて別の名前となる。
山は続いている、当たり前だけどすごいと思った。
そして美香さんはあっちからこっちまで来て、さらに向こうへ行ったなんて、
すごい!歩いて場所が少し変わるだけで眺めも変わる。あっちからこっちはどんなふうに見えるのかなあ。

10.5五竜5

P5040019.jpg

 風が出てきた。服装を整え、アイゼンも着ける。
その前にそろそろアイゼンを着けた方がいいと基さんが言っていた。
そういうタイミングもわたしには判断できなかった。耐風姿勢を基さんが教えてくれる。
本で見たことはあるけど、自分がその体勢をとった事は一度もなかったので不安に思う。
時々風が激しくなる。つい片膝をついてしゃがんでしまった。
ピッケルを突いて両足を踏ん張るためには練習も必要で、やっぱり咄嗟にできる行為ではない。
バイクの時、風でふらついたり流されたりした経験があったので気持は落ち着いていたけれど、
もしもっとザックが軽かったらもう少し体がもっていかれたかもしれないと思うと、
重いザックでありがたかった。
けれど本当にもっていかれてしまったら、この重さではどうにもならないだろう。



 白岳でのトラバースは一番上のトレースをたどった。風は気にならなくなった。
上を見ると雪が切れた跡がある。教えてもらってはじめて気がついた。
足元ばかり見てしまい、なかなか周囲まで注意が及ばない。

       10.5五竜6

P5040025.jpg

P5040024.jpg

P5040026.jpg

P5040043.jpg

IMG_3736.jpg

P5040036.jpg

IMG_3767.jpg

 小屋へ到着。歩んでいけば着くもんだ。テン場跡をそのまま利用できた。
今回一番楽しみだったテント泊、6人用テントに5人で、天井は高いしスペースは広くめっちゃ快適。
渡辺さんから、スパッツや手袋等を干しておくようにと言われた。トラバースの途中お腹が鳴っていた。
食事は不味いものをみんなに食べさせては主婦の名折れ、
後世まで誹りを免れないと思い、ポトフから豚汁に無難に変更。
自分で献立を決めたので野菜をたくさん食べられてわたしは満足。
こんなに上手に炊けるんだ!とご飯のおいしさに感激。練乳入り紅茶もおいしかった。
一口いただいた梅酒も元気が出た。やっぱりワインもあった方がよかった?発見!基さんはとてもきれい好きだ。
靴をテントに入れてトランプもせずに就寝。風がテントをはたく。間に寝かせてもらってよく眠れた。

10.5五竜8

       10.5五竜9

P5050074.jpg

 今日も快晴!昨日よりいい天気。幸い風も治まった。良かった、今日こそ風が恐ろしい。
朝食もしっかり食べて、水筒に温かい飲み物を入れて出発。あそこまで行くんだ、五竜岳。
剣や日本海も見えるんだって!

       10.5五竜10

 最初は雪の上を歩く。アイゼンはよく効いている。ハイマツのところで氷の斜面が出てきた。
足元も氷、手元も氷、アイゼンが効いていても手が効かない。
ピッケルを持ち替えて打っても全く決まった気がしない。
持つところがなくても岩なら手のひらを押し付けてずりずりしたりしてなんとかできる場合も多いけど、
氷に手の平を押し付けても手ごたえがない。
アイゼンも前爪を効かせた方がいいのか、横向きに足を置いた方が効果的なのかわからない。
ズボンを破りながらも何とか基さんのアドバイスを聞いて先に進んだ。
ここで思った、この山行はわたしのレベルを超えている。
自分のできることのもう少し上のことをするならば実力の向上につながると思う。
けれど今回のアタックは少しではなくもっと上のことをしなければならないと感じた。
この先の行動に一人で対処できない確率は高いだろうと思うと、難しいと感じた。
多分なんとか登れても降りるのに恐怖し苦労するだろうと思った。
生きて帰りたいので苦労したり恐ろしい気分を味わったりしてもなんとかしなければならないのだけど、
今回わたしはそれが目的ではなかったので、心構えが足りなかった。
雪が解けたら氷になるという当たり前なことすら考えてなかった。なんてばかだろう。

10.5五竜11



10.5五竜12拡大

P5050081.jpg

10.5五竜13

P1010209.jpg

P1010218.jpg

 岩を超えていく。岩だけは氷より信頼できる、けれど、
今までアイゼンを履いて雪上歩行はしたけど氷や岩の登降練習はしてないぞと思うと、
自分の準備不足、実力不足が悔やまれる。
谷へ続く雪の斜面を見ても怖さはあまり感じない、鈍感なのだろうか。
 時間その他を考慮し、引き返した。帰りの斜面ではロープを出して苦手なクライムダウン。
8ミリ1本にぶらさがりたくない。足元がずるっと滑る度五竜岳の雪中でヒィ~ッ!!と叫ぶ。
ムンクのような顔で決して愛など叫べない。右足を出すか左足を出すか迷い一歩が踏み出せない。
ようやく足は出したけれどへっぴり腰なのが自分でもわかる。自分の一歩に確信がもてない。
大祐さんは楽しかったと言う。わたしは厳しかったと思う。経験の差だと渡辺さんが言う。

P1010226.jpg

       10.5五竜14

P1010236.jpg

10.5五竜16

10.5五竜17

10.5五竜18

10.5五竜19拡大

10.5五竜20

10.5五竜21

 小屋でテントを撤収、残りの食料をお腹に片付けて、ザックが軽~い。
今日は朝から何度もみんな写真を撮った。昨日からずっと見ているのに、今は五竜岳も鹿島槍も違って見える。
雪が大きく裂けて穴が開いている、昨日よりも大きい。落ちたら出てこられないよと注意される。
春の日差しは強く、白い顔をさらに上塗りした人がいた。今日も無風快晴で暑い。
雪が湿ってアイゼンが重くなるのがわかる。
ここまで我慢して履いてきた雨具のズボンを脱いで、涼しいーと思った直後に尻セード。
大学生2人にさわやかに挨拶され、とてもいい気分で山行を終えた。

10.5五竜22拡大

10.5五竜23

P1010312.jpg

10.5五竜25

 今、下山後何日か過ぎても体が痒い、あせもがいっぱい。
はじめての春山、いろんなこと(体験)ができました。
正確にいうと自分はいろんなこと(行動)ができませんでした。
今回もいろんなことを教えてもらいました、次はこうしようと思ったことがいっぱいあります。
遠くへ引越したにもかかわらず参加の誘いをいただき嬉しかったです、ありがとうございました。
次回?はもっと少ない食料でひもじい思いをさせます。
                              記録 啓子







スポンサーサイト
カテゴリ
FC2カウンター