付知川西股谷 北沢左俣右  【小秀山 前山 唐塩山】

2011年10月8日
付知川西股谷 北沢左俣右  【小秀山 前山 唐塩山】
渡辺・智尋

瑞浪5:00=渡合キャンプ場跡P6:40/7:10-作業小屋7:25-北沢入渓7:50-
北沢左股二俣9:45-20m大滝10:15-橋10:45-支尾根14:10-登山道14:40-
唐塩山17:20-茂岩林道末端17:30/17:40-茂岩・北沢林道合流点19:40-
キャンプ場跡P21:00/21:15=瑞浪23:10

北1-DSCF4375

「今日は六時位までには帰るで」っと言い残して家を出た。
快晴を約束された三連休。クラブのみんなは何をしてるのやら。
クラブ最年長53歳の私と、最年少31歳の智尋君と2人で夏にやり残した付知川・北沢の完全遡行に出掛ける。

北2-DSCF4384

北3-DSCF4391

渡合キャンプ場跡のスペースに車を止め、少し肌寒い中を出発。
ゲートを越えて林道を行くと派生した林道の先に夏に見た作業小屋がある。
小屋の手前から作業道に入る。少しで小路は川に至っていた。
これは記憶に無い。上に道らしきものが見えるのでそちらへ上がった。
途中から道は直角に上へ曲がって谷から遠ざかったので笹を漕いで谷へ降りた。
これがシシコモリ谷。の筈。シシコモリ谷を少し下ると夏に辿った作業道に出会う。
その作業道を利用して今度は白巣谷を渉り北沢の本谷に出る。

北4-DSCF4398

北5-DSCF4407

北沢は先の台風15号の影響で土手が濁流に浚われ荒れている。
しばらくで右から支沢が流れ込み樹間から滝が見える。エッ、この谷は何?。
地形図には無い。・・てことは、これが白巣谷か。
ってことは、最初に渡った谷はシシコモリ谷ではなく無名の小沢か・・?。
見覚えのある小さな滝が幾つも現れ、やがて夏にイの付くキノコを沢山収穫した堰堤まできた。
未知の先には美しい滝が次々と現れ、またそれらの滝は直上可能なので智尋君に 「行け!」 「行け!」 と煽る。
私はなるべく濡れないように脇を辿った。

北6-DSCF4421

北7-DSCF4427


北8-DSCF4430

良さげな滝で “たまには” と思い智尋君に写真を撮ってもらって “ポーズ” 。
帰って写真を見て思う。やっぱり私は写真を撮る側の方が良いな。

北9-P1000249

北10-P1000259

出ました!!。大滝20m。素晴らしい!!。
水量、高さの割りに滝壷は埋もれて無い。

北11-P1000262

北12-P1000268

北13-P1000270

北14-P1000271

 この大滝は左岸脇を巻いて、笹薮を掻き分けて落ち口上に出た。
やがて橋の下まで来た。これは北沢橋。・・の筈。
其処から先も滝・滝・滝の連続でした。
若い智尋君は速い。老いた私も負けずに歩く。彼が一歩で越す所を二歩で付いて行く。

北15-P1000274

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北17P1000278

北18-P1000289

まだまだ滝は続きます。
標高1400m辺りで紅葉は盛りであった。
そしてまだまだ滝が続いた。
「途中で渡合山方に伸びる谷の分岐、有ったけ?・・」
「さぁ?・・」

北19-P1000300

北20-P1000303

北21-P1000312

伏流になったり、また水の流れる滝が現れたり。
「もうそろそろ上の林道に出る筈やけど!」
また伏流になったり、また水の流れる滝が現れたり。
「もうええかげん上の林道に出る筈やけど?」
最後に10mほどの滝を登り終えた所から水流が怪しくなり、苔むした疎林の中に消えた。
笹薮っぽくなってきた。
「林道が無い!」 「有る筈の林道に出ない!?」
林道に出ないうちに尾根に出た。

北22-P1000319

「ここは何処??」
林道に出なかったって事は、つまり
・・最後に右の支沢に入ってしまい、白巣峠の東側のピークから伸びる支尾根に出た・・って事か?。
笹薮の中、地図とコンパスでこれから向かうべき方角を探る。
「北北東へ進めばいい筈だ」
・・・何かが違う・・ミチに迷ったな。
笹薮の稜線で携帯電話を出すと辛うじてアンテナが時折2・3本立った。
緊急連絡先の浦本君に電話した。
「迷った。もしかしたら下山が遅くなるかもしれない。もしかしたらビバーグになるかも」・・切れた。
智尋君に 「セーターを持ってきたか?」と聞くと「持ってない」と言う。そりゃ駄目だ。
兎も角、コンパスと地形図を頼りに進もう。
樹間から遠くに林道が見える。この方角で、あの林道の軌跡は理解できない。
予測している現在地が此処だとすると、尾根の高みへ高みへ北北東に進めば林道に出る筈だ。
しかし尾根は真北に高度を上げている。おかしい!?。

北23-P1000323

と、突然登山道に出た。
「この登山道は何だ?」頭の中がグルグルしてきた。
これは作業道ではなく、明らかによく踏まれた登山道。
木に看板が掛かっていた。 【小秀山→】
そんなバカな。
今居る所は、今日の予定の最終到達点 “白巣峠” とは45度も方角が違う。
何はともあれ現在地と登山道に出た事でホッとしたのは束の間。
これから車まで戻る道程を考えたらゾッとした。
『岐阜県防災ヘリをタクシー代わりに呼ぶか・・』

北24-P1000324

コンデジの電池は当に切れている。デジ一のバッテリーもスイッチ切り忘れで切れた。
ここから、いやここまでに十分過ぎるほど足を酷使して疲れ切ってます。
前山から唐塩山までのダラダラしたアップダウンは辛かった。
何とか陽のあるうちに林道に出たい一心で歩いた。尾根の登山道歩き3時間半。
茂岩林道末端部に出たと同時に陽が落ちた。17時30分。
そこからはヘッドランプを点けて茂岩・北沢林道合流点までの茂岩林道歩きに2時間。
そして車までの北沢林道を1時間20分、計3時間30分歩き通しました。
P着21時。

北25-P1000327

浦本君、そして他の方にも心配を掛けて申し訳ない。
車を出て、車に戻るまで休憩を入れて14時間。とてもよく歩いた。
智尋君も私を信じてよく着いて来てくれた。
いや若い智尋君によく着いて来れたな。
そして長い山歩きの道中、色んな話をした。
思い出深く良い山行になったと思う。
そして先日の大秀沢の事故とは別の教訓を得、反省を改めてしています。

本日の本当の目的の渓は付知川・西股谷、北沢の右俣だった。
しかし、結果遡行したのは北沢の左俣、更にその右俣。
なぜそうなってしまったか?。
下流部からの支沢の読み違え。本当の滝から流れ込んでいた北沢の右俣を白巣谷と勘違いをしたこと。
北沢の右俣がこんなに水量の少ない渓だと思わなかった。
そしてせめて林道を横切る橋でコンパスを出していれば 『これは違う』 と気付いたと思う。
                                記録:渡辺

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2011年10月8日
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