継子岳 東面 冷川本沢シュート 

2014年5月17日
継子岳 BCスキー 東面 冷川 北沢シュート  【御嶽山】

渡辺・大祐

瑞浪3:30=マイアスキー場P6:00/6:30-ゲレンデトップ7:30-森林限界下2420m8:30/9:40-
11:30/-継子岳Ⅱ峰12:15-継子岳12:40-四の池13:20-継子岳14:20-16:00マイアスキー場P

先々週の火打、そして先週の乗鞍と、仲間達のお陰で自信を付け、
今シーズンの練習の成果を本当に試す時がいよいよ来たって感じです。
御岳の幾筋もの斜面を滑るために、裏木曽の尾根をスキーで快適に旅するのが私の目標である。
継子岳からマイアへ落ちるシュートは相当な傾斜だろうと覚悟した。
その覚悟は、颯爽と滑り降りる私…みたいな錯覚に変わった。
その錯覚が 「相当な傾斜ですよ」 という大祐の念押しの言葉で行く前から吐き気となった。

マイア1-1P1020027_R 

マイアスキー場のデコボコで急な管理道を私の車が駆け上がっていく。
このためにフォレスターを買ったからな。
それでも流石に雪が現れた1800m辺りで観念した。
車から降りると強い風が吹いており 「寒い」 。
無風快晴で暑い一日になる予定だったのに。

マイア2-P1050930_R_R 

登ること20分ほどで雪が上へとつながるゲレンデの最上部へ来た。
スキーを履いていよいよハイクアップ。ゲレンデトップから樹林帯の尾根に取り付く。

マイア3-2P1020029_R

マイア4-1P1050931_R 

シラビソか唐檜の木々を縫いながら尾根を外さぬように登る。
私はここの上りが何故だかこの日一番体力的に辛かった。
森林限界近くまで来ると益々風が吹きまくり 「寒~い」。
梢に霧氷が付いています。氷点下なのね。
北側は雲の中。その雲がこの尾根を境にして消え去り、南は青空が出て快晴です。どういうこと。

マイア4-2P1050938_R 

このまま直ぐに登り続けてもクラストしてるし
まして早い時間に滑降するのは危険と判断して此処で雪が緩むまで時間を潰すことにした。
寸前まで今日の斜面は岐阜の石際氏が岳人に投稿した 「ぼくらのライン」 と勘違いしていた。
「ぼくらのライン」 はこれより北へ一つ県堺尾根を隔てた斜面である。

マイア4-3P1050934_R

マイア4-3P1020041_R

ここで1時間過ごし風もガスも幾らか治まってきたので登行を再開。
雪も少し緩んだと思ったのもつかの間
高度が増すと斜度も増し、雪面は硬くクラストしてきた。下を見てビビる。
岩かハイマツかが出た小島でスキーを脱ぎアイゼンに履き替え、ストックをピッケルに持ち替えた。

マイア6ーP1050942_R

マイア5-4P1020044_R

アイゼン、ピッケルに替えたけど此処から大変な思いをした。
慣れないスキー靴にアイゼン歩行。そして背負った板が突風に煽られる。
おっととと。耐風姿勢を取って耐えるが板を背負っているので重心が高い。
嘗てはアルパインクライマー気取りで散々雪稜雪壁を登ってきたけれど
違う違う、これは明らかに別の遊びだし経験値はあまり生かされないねぇ。

マイア7-5P1020045_R

マイア8-P1050943_R

マイア9--P1050949_R

マイア10-7P1020061_R

稜線直下の大岩で風を逃れ、一服二服。
そこからは雪面を避け、ハイマツミックス岩稜を登って継子岳Ⅱ峰の山頂に立つ。

マイア11-P1050948_R

マイア12-8P1020069_R

マイア13-P1050953_R

写真では分かりにくいけど稜線は更に風が強 く「寒~い!」 のである。
そりゃ雪も飛ばされて無いはずだわ。

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マイア15-P1050960_R

マイア16-P1050965_R

まだまだ予定の斜面の雪は硬く凍っているだろうし
時間潰しと私の希望で余興と足慣らし(滑り馴らし)で四ノ池に滑降。
斜度もキツくなく快適。今日一番楽しかった。

マイア17-P1050963_R

P1050966_R.jpg

マイア17-18間___R

四ノ池から自分達の付けたシュプールを振り仰ぐ。
嗚呼、こんなの初めて!。

マイア18-P1050968_R

継子岳までツボで登り返し、いよいよ平坦に見えるマイアスキー場に向かって大滑降が始まります。
スキー場は平坦だけど足元の斜面は吐き気がするほど急です。
この日この時に懸けてきた私は当然先にドロッインしない。
大祐君、山頂から最初はズリズリと雪の状態をみて少し下り
後は一気に見えない所まで滑って行った。

マイア19-P1050972_R

マイア20-10P1020094_R

行ってしまったな。
こうなったら私も喉まで込み上げてくるモノを抑えながら行くしかないね。
表面の薄くクラストした雪面を切るとザラメが飛沫を上げてザラザラと私を追いかけてきます。
いや私に降りかかりながら追い越していく。それだけ傾斜がキツいのだ。

マイア21-11P1020098_R

楽しいけど怖~い。恐ろしいけど楽し~い。
恐怖心でついつい後傾になってしまう。後傾になると腿がキツい。
腿が疲れて何回かターンするとコントロール出来なくなります。

マイア22-12P1020099_R

マイア23-P1050974_R

マイア24-P1050975_R

400m程下った森林限界に近い高度で大祐からの提案。
「(下に向かって)左の谷へ下りませんか?」
イヤイヤ、それは予定とは違い一本隣のルンゼだ。ネットでも記録を見たこと無いけど。
予備知識が無いから面白い。そうしましょう。

マイア25-P1050976_R

マイア26-P1050977_R

マイア27-P1050978_R

マイア28-P1050979_R

マイア29-P1050980_R

ハーフパイプとなった谷は益々狭くなり
滝場と思われる所で尾根越して初めの予定の谷へ降りる。

マイア30-P1050981_R

マイア31-13P1020102_R

マイア32-14P1020104_R

雪の繋がった谷のヘリを伝い、行けるところまで下った。
いよいよここも雪が切れ、抜け落ちたルンゼで行き止まり。
今朝登ってきた針葉樹の尾根に逃げて下ったら今朝とは少しズレたゲレンデに出た。

マイア33-P1050982_R

マイア34-15P1020111_R

マイア35-P1050986_R

ゲレンデに出たら後は名残の雪を惜しみ、
たった今下ってきた大斜面に残した当に 「ぼくらのライン」 を振り返る。

マイア36-P1050985_R

マイア37-P1050988_R

今日の山スキーで火打、乗鞍での自信は打ち砕かれた。下りは最も疲れた。
これはまだまだ急斜面での技術の無さであり、基本的な滑降技術の未熟さを感じた。
でも稜線から多くの魅力的な雪の斜面を見てしまった。
御嶽山のアノ谷もコノ渓も遡行してみたいな。そしてソコを滑ってみたいな。みたいな。
記録:渡辺

継子岳直下ですれ違ったパーティの方の記録


御岳 マイヤライン-1





















































































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