マウンテンバイク(MTB)で山を走ることに付いて

マウンテンバイク(MTB)で屏風山を走ることに付いて

マウンテンバイク(MTB)で屏風山を走ることに付いて、
屏風山を愛するハイカー、また地元の団体の方から以下の様な要望を受けました。
丁寧な文面で頂きましたが、要約すると以下の通りです。

1、屏風山の山道を疾走してくるMTBは危険であり恐怖を感じる。
2、屏風山の山道を整備する地元有志・団体の活動を踏みにじる。
3、MTBで走ることは屏風山の山道を痛める。
4、屏風山でのMTBの記事をホームページやブログに乗せると、
  それを見た他のMTB愛好家がやって来て、更にハイカーへの危険が増し、山道を痛めることになる。
  HPやブログから屏風山の記事の削除、または屏風山と特定されないようにして欲しい。


TOKIアルパインクラブの全てのクラブ員がMTBをやってる訳では有りませんし、クラブ員の総意で
は有りませんが、代表者として、また同じく永年屏風山を愛する者として意見を述べます。

今回この様な問題提起があったことは真摯に受け止めます。
近いウチに何処かから苦情が出るであろうことも予想していました。
ハイキング中にMTBが疾走してくれば不愉快に思われるのは至極当然ですから。

要望の総論は「屏風山へMTBで来るな」ということです。

屏風山の山道はハイカー専用の登山道でしょうか。
屏風山の山道は、元は山仕事や鳥屋、狩猟の方々が利用した杣道です。
35年前、私の知る限りそこへは極めて少数の愛好者しか訪れることはなく、
足元の笹は生い茂り不明瞭で人に出会うことは希で、全く静かな山でした。
その後、地元の有志や団体によって登山口の案内看板が建てられ、
山道は整備され、山頂は木が伐採され展望が利くようになりました。
今や黒の田湿地にはロープが張られて木道まで出来、
水草に囲まれふくやかだった浮島は踏み固められ元の自然の姿を失っています。
歩きやすくなった屏風山へ昨今の登山ブームと相まってやってきた多くのハイカーの仕業ですね。
屏風山の山道を整備した方々や団体からMTBを拒絶する意見が出されるとしたら、
それは自分たちのしてきた功罪相半ばする行為を棚に上げています。

屏風山の山道はハイカー専用の登山道でしょうか。
「屏風山へMTBで来るな」とは、いかにも屏風山は我が物で、全く排他的な考えだと思います。
MTBは危険だ、山道を痛める…。まるで招かざる暴走族でも現れた様な過度な表現です。
自然を楽しむ愛好家の利用形態も多様化しています。ハイカー、トレイルランナー、そしてMTB。
私たちは競技としてのMTBでなく、未だMTBで行ったことなない
、誰も行かれていないであろう山道をMTBで踏査することにより、
ささやかながら冒険心・探検心を満たすことを目的としています。
これはハイカーや登山者の心理と同じですね。
自分たちハイカー以外は駄目という根拠はいったい何なのでしょう。
MTBのスピードに恐怖心を感じられる事には申し訳なく思いますが、
当然私たちはハイカーには最善の注意を払っています。
多くのハイカーに踏みつけられることと、MTBで走ること、
どちらが道を荒らすかなどという議論をするとしたら、それは不毛です。
HPやブログ上の記事の削除や場所の特定を避けろというのは、
永年山を多角的に楽しんでいる私からすると閉鎖的思考です。HP・ブログ主に失礼です。
いったい誰に迷惑をかけるというのでしょう。
寛容性の無い意見を持つ方からすると、
もしその記事をみて屏風山へやって来たMTB乗りが事故を起こしたら
「それ見とことか」と非難するのでしょうね。
ハイカー・登山者・MTB・トレラン、同じ自然愛好家です。
お互いに仲間を思いやり、
他の登山者の安全や自然へ配慮することは明文化されなくても山のルールでありマナーです。
私は同じ自然愛好家として、ルールやマナーを守れない者、
また排他的な意見を受け入れることは出来ません。
既にMTBに対し本能的に拒否反応を起こしている方に
どうこう言っても、また話し合いの場を持ったとしても理解して頂くことは難しいでしょう。

最後に、私たちはMTBだけをやっているわけではありません。一登山者でもあります。
屏風山に限らず、どこかの山中で出会ったら、MTB中であれ徒歩での登山中であれ、
お互い笑顔で挨拶を交わせるような活動をしていきたいと心から願っています。
また、ライフワークとして屏風山の山道を整備している方々や、
屏風山を愛し、静かに楽しんでいる方々がいることも忘れません。
MTBでハイカーに恐怖心や不安感を起こさせない様な走り方を今以上に考えたいと思います。


MTBを楽しむクラブ員に対しての提言

MTBで山を走るのはハイカーや登山者に比べ少数派である。
突然MTBが現れたら恐怖心を持たれて当然である。
感情的に反論したり、少数の意見は幾ら正論を並べたところで優位にはならない。
クラブ員はハイカーを見たら降車して道を譲るなりの事は既に当然していると思うが、
鈴を着けてハイカーにも早めにこちらの存在を気づいてもらう等の努力をしましょう。
他に妙案があれば出して下さい。
屏風山に限った事ではなく
地権者により「MTBの乗入れ禁止」の看板を立てられるような事にならないために。
これからも永くMTBで山を楽しむためにも。


これを読んだ方からのご意見、コメントなどあればお願いします。
                                                           


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コメント

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登山道を走るマウンテンバイク

コメントします
一人の登山者の方が屏風山での事で意見を述べた事で、少しの波紋が広がって居るようですが
調べれば既に、日本全国、あっちゃこっちゃでいろんな課題、問題、係争があり、土岐アルパインの会長の言う通り功罪相半ばで結論の出る問題では無いような気がします。

結論を出せるとしたら、その登山道がマウンテンバイク(所謂軽車両)乗り入れ禁止区域と指定があれば解決します。
公園法、公道、歩道等で規制されているか否かでおのずと走れるかどうかは判断できます
が、公的、私的な所有である多くの登山道は、管理している管轄が禁止しない限りは軽車両の進入の禁止は無いと思います。と言うか、日本での決まりは今の所はっきりしていないと思います。

会長が昔の杣道からの歴史を言われていますが、確かにその通りで、自然そのものを愛し、愛おしむ者にとっては居た堪れない事実だと思います(私も山の中で育ち自然をこよなく愛しています。)環境の変化を目の当たりにすることで批判もおのずと自分の意見として生まれます。しかし、マウンテンバイクという乗り物は日本に入って幾年月のものでしょうか?杣道を踏み荒らしてハイカーを多く受け入れる登山道が出来た事への歴史を批判するのなら、杣道にさらに新しい乗り物が入って荒らす?(私は荒らすとは思っていません、共存できる道もあるのでは?と思っていますが?)事はどうなんでしょうか?(会長の意見の中でこの杣道の歴史、時代の流れについての事は??)
昔からの当たり前の生活の中に、新しい事が加われば受け入れられる?受け入れられない?
そんな課題が表面化してくることは今後もいっぱい出てくると思います(生活の為の杣道が登山道になり観光の為の自然歩道に変化して行く有様)

決してマウンテンバイクの登山道への進入を反対している訳では無いのですが、今回のこのHP表明については些か意見を述べたいな…と発言させていただきました。

どちらにしても今結論を出せる事では無いと思いますが
みんなが思っているように…「気遣い、心配り、思いやり」…で山を、自然を楽しめればと思います



コメントします。

私は稲津町川折にすんでいる者です。
私は、基本的には山は皆さんで楽しむもので一部の人が楽しむものではありません。
三年ほど前に富士見台でマウンテンバイクで楽しんでいるかたがみえて、話をうかがったら朝暗い内に頂上まで行き、登山者が来る前に降りて見えたそうです。私はマウンテンバイクは嫌いではありませんのでバイクの話をして、私の息子はバイクトライアルで全日本を転戦していましたから、ウイリーホップをして自転車のバランスの話をしました。最後に「お互いに他人に迷惑をかけないように楽しみましょう」と言ってわかれました。登山者でも他人に迷惑かける人もいるしマウンテンバイクでも他人に迷惑かけない人もいるからお互いに楽しく自然を楽しみましょう。
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